2011年08月24日

身体と心のリハビリ





入院して
リハビリには、


救急搬送された
急性期の病院のリハビリと

回復期の病院の
リハビリがあることを知りました。


ひとりの患者として

リハビリの持つ役割の大きさ
自分がリハビリして感動したことを

何かの形で残したくて。。。


上手く表現出来ないかもしれない、
不適切な表現をしてしまうかもしれないけど

これから、ここを読まれたかた

ご自分でなくても
ご家族がその立場になるかも知れないから


介護の現場などは身近にありますが

リハビリの病院については、
まだまだ未知な部分もあるかなと
書かせていただきます。


まだ、
私のリハビリも継続していますので

加筆修正することを、
ご理解ください。

継ぎ足しの記事が
長くなると思うので
覚悟してください。。。

興味のない方はスルーで^^;


身体と心のリハビリ


私が先日退院した
回復期の病院は

新卒の若い先生方が
介護を兼ねながら?な状態で


自分たちより
大きな体の患者さんたちを

麻痺した体を支えて
歩行訓練等をしています。




20年前に

急性期の病院で
右大腿骨を骨折した息子が

3ヶ月お世話になりました。


その病院のリハビリのイメージと
自分が今回お世話になった
三島の急性期の病院の
リハビリのイメージが同じだったため



転院して今回お世話になった、
回復期のリハビリ病院の様子に

想像以上のリハビリの内容に
最初・・・・・言葉を失いました。




私の状態は
身体を縦に真っ二つ
身体の左側半分の麻痺でした、

排泄機能の部分で当初のみ

不安はあった時期もありましたが、

自分でトイレに行き排泄することが出来ました。


ほとんどの脳疾患の患者さんは

自分の意思で排泄ができません。

車椅子の方が多く

管を通し、オムツ。






その状態の患者さんたちを

看護師さんや、介護師さんと同様に
介助しながら


理学療法師、
作業療法師、
言語療法師

である先生方は
リハビリ訓練を行います。

重い麻痺の患者さんも、
麻痺した側の
足が、膝が、曲がらないように装具をつけ

意思が伝わらない状態の患者さんにも

繰り返し言葉を伝え続けて

先生方の身体で患者さんを支えながら

一緒歩くにとをする

過去の歩行を思い出させるように、
根気よく繰り返し歩き続けます。


そんななかでも感覚の無くなった身体は
排泄の時間を選びません

人が生きるために
排泄は大切なこと、必要なこと。


若い先生方が、
慣れているとはいえ

タイトなスケジュールのなか
ご自分の体をはって訓練をされている。

毎日の訓練で
ご自分の身体が悲鳴をあげる日もあるでしょう。


自分の息子、娘とさほど変わらない先生方

黙々と訓練されている様子は
本当に頭が下がる想いでした。







繰り返し繰り返し

麻痺した体を動かす訓練


数ヶ月の入院リハビリで

本当に少しずつの歩みでも
装具をつけて、杖を使い、

自力歩行という目標まで、
根気よく

本当に
本当に
少しずつの
歩みを固めていました。





私は退院まで

あるひとりのお父さんに

毎食事時に


反応を確かめるように

挨拶した。



リハビリ時にも

声をかけ

少しの反応が
足を動かす力になればとの想いで
声をかけた。


ひとなっつこい笑顔が大好きでした。



いつかその方の自力歩行につながればと

そのくらい、
リハビリの無限の可能性を信じていました。

もちろん、今も信じています。。。









私の麻痺は病院のなかでは

装具も必要なく
杖も必要としない

極軽度なものでした


ただ、病巣が神経の集まるところであったため


傷もないのに
左側の手足に、
脳から勝手に痛い!!と信号を送る

私の左手は
いつも
たわしの断面か
荒いやすりを撫でているような感覚です。。。

身体のバランスを司る神経を潰したため?
体の平行感覚が損なわれ

勝手に疲労して
目眩と吐き気を起こす



ぱっとみて

他の患者さんたち。。。

(おばあちゃま)に

『あんたはどこも悪くなさそうだけど、
どこが悪いんだね?』



と言われて




『ここ。(頭を指さして)頭が悪いんだよ』

と答えていました。


自分でよく

『なまけ脳で指令だして困るのよ。。』
と言っていました。


これは私にしかわからない

本当に

麻痺の
痺れも
痛みも

自分にしかわからない。


最初はなかなかそのことを受け止めることが出来なくて、

情けなくて。。。

毎朝、
左手がやわらかなお布団にふれるだけで
痛みで。。。飛び起きる

夢だったらいいのに・・・

と目覚めていました。


麻痺が重いかたを思ったら

本当に贅沢な弱い心です。



痺れの痛みで目が覚めて


クスリがふえ続けて

痛み止めだけで

今は三種類

どこまで

痺れ、
痺れの痛み、
目眩、
吐き気と

向き合い付き合えるか





痺れや痛みのクスリを発明したら

その方は

ノーベル賞を貰えるくらい

新薬は
遠く彼方にある状態




受け止める
受け入れる

ことからはじめて
病気と向き合う



わかってはいても

ここまでくるのに
二月かかりました。






リハビリでは

目が見えないことによる

バランスが悪いこと=目眩、吐き気


その中で

日常生活に

戻るための訓練をしました。



普通に買い物にゆき

普通に料理をつくる


車を運転するのはしばらく控えるため


目眩でゆらゆらするけど


対抗して歩いてくる人すらぼやけてるけど

移動の手段として

自転車に乗る練習をしました。


ごくごく普通なことですが


ひとつひとつ


いまの自分にできることを

増やして来ました。




何をやっても

疲れかたが半端なくて


退院しておゆうはんの支度しても

包丁を持っても

手元が見えない怖さ


血液をさらさらにするクスリを服用しているため

万が一切ったりしたら

血が止まらなくなる


どこかにちょっとあたるだけで

体中に

痣ができる


普通のことをすることが


当たり前じゃならなくなった。



通常の三倍位の時間を費やし、

勘で、身体が覚えている感覚で包丁を使い


味覚が鈍くなった状態で調理する





けど、人間の体って凄い。


五感


足りなくなった機能は


他で補おうとするんです



味覚がわからないと、
匂い、香りに敏感になり


見えないと、
耳で補う。


先生の話し声で

後ろを通ったとか

いまリハビリ室のどの辺りにいる

とかわかるようになった。


一度担当になった先生は

皆さん挨拶してくれた



中には見えてないとき

目の前にきて

手を目の前でさえぎり

反応を促してくれた


当たり前のことができないじゃなく

できない患者への促しを

投げ掛けをしてくれた先生に

本当に感謝した。



ほとんどの先生方が息子と同じ年齢です








以前、sunriseさん


こんな風に言われたことがある。



「mamaさんは、

ブロガーさんのとか整体とかで

人に身体をさわられるの苦手でしょ(笑)?」


て言われていたけどそのとおり。。


本当に最初は困りました。^^;




けど困ったのは

最初だけでした、

セラピストである先生方の



魔法の手


想像以上に

麻痺した身体の痛みや辛さを

取り除いてくれたからです。



多分、

痛くしないセラピストさんのとこなら…

身体が悲鳴をあげたら行ける位に

人見知りもなくなり^^

成長しました(笑)






リハビリについて

まだまだ書きたいことはあるけど

追記していきます。





感謝の想いでいっぱいで

たくさんたくさん増えそうです。





あと。。。
コメントいただいていて
レスができていなくてごめんなさい

リハビリの記事だけは先に残したくて。。

ほかは。。
職場復帰するまで
自分に区切りをつけるまで
待っていただけますか。。。
勝手をいい
本当にごめんなさい。






続く・・・・・σ(*´∀`*)









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 ありがとう (2013-03-20 20:12)

Posted by mama at 21:25│Comments(5)ひびかたり
この記事へのコメント
すごいね、mamaさん、
2ヶ月でこんなにも前進して、こんなに大変なのに
いまはもうお料理もして、頭がさがる思いです

わたしがmamaさんの立場だったら・・と思うと、こわくって
それに、mamaさんのようにはきっといかないです

mamaさんが、こんなに詳しく一生懸命書いてるのを、無駄にしないように、ぜんぶちゃんと読みましたよ^^
これからの人生の、なにがおこるかわらない中での、参考にさせて
いただきます、本当にありがとう
Posted by アミティエ ノリアミティエ ノリ at 2011年08月25日 22:09
退院されたんですね。よかったです。
記事、最後まで読ませていただきました。
前向きに一生懸命にリハビリしているmamaさんすごいです!
元気なmamaさんに戻れるように応援しています。
Posted by チコ at 2011年08月26日 00:05
mamaさん、とにかく退院おめでとうございます!!!
ほんとうに、ほんとうに良かった!
何て言うのかな、私の場合はmamaさんのように
命に関わる病状ではなかったけれど分かる部分もありますよ。
程度は違いますが、現在私もリハビリ中で、若い先生にお世話になっているし
同じフロアで色々な方々が一生懸命リハビリしています。

以前私を頼って緊急にリハビリ病院を探して欲しいと頼まれたことがありましたが、その頃に比べると病院数も増えて、しかも良い先生方に巡り会えたことが、mamaさんをそこまで回復させてくれたんですね。
勿論ご自信の力はものすごく大きいでしょう。

まぐさんがお見舞いに誘ってくれたけれど
励ましの声を掛けたい気持ちと、私なんか行ってもご迷惑になるような気持ちと入り混じって結局控えました。
私自信も心身が健康でなかったしね^^

倒れられた直後の記事と比べると格段に違って
とても明確に書いてみえるので、完全復帰も遠い話ではきっとないでしょう♪
mamaさんの周囲には沢山気を掛けて下さる方々がいらっしゃるから
その方々の為にも無理せずリハビリ頑張って下さいね。

お呼びではないでしょうけど、私でお役に立つことがあれば
(ランチに行くこと位しか出来ないかぁ^^)
遠慮なく言って下さいね~
Posted by すずりんすずりん at 2011年08月26日 01:03
現職の方から病気のこと、そしてこのブログを教えられました。
発病後のことは全部読ませていただきました。
リハビリは大変ですが頑張ってください、応援しています。

私の母親も二年前脳梗塞で倒れました、89歳の高齢のためリハビリも思うように取り組めず現在車椅子生活です。

mamaさんはまだまだ若く、体力もあるはずです。時間は十分あります、たとえきつくても必ず回復しますよ。
Posted by スーさん at 2011年08月27日 22:05
ノリさん
チコさん
すずりんさん
スーさん

本当にありがとうございました。


追伸・・
スーさん^^
すみません
コメントいただきましたが
どなたかわからなくて
もしもお会いすることがありましたら
こっそり声をかけてくださいね。
ありがとうございました。
Posted by mamamama at 2012年04月01日 13:00
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